田原・JRA元騎手に懲役2年2月

傷害罪や覚せい剤取締法違反などに問われた日本中央競馬会(JRA)の元騎手・田原成貴被告(51)に対し、京都地裁は29日、懲役2年2月(求刑・懲役3年)の実刑判決を言い渡した。

 佐藤洋幸裁判官は「暴力でトラブルの解決を図ろうとした短絡的な犯行。薬物への親和性も高い」と述べた。

 判決によると、田原被告は8月29日、同居していた男性(46)と仕事のことでトラブルとなり、頭や腕を数回殴って軽傷を負わせ、包丁を顔に押し当てて脅した。また、ストレスなどから9月1日、覚せい剤を使用した。

 田原被告は1998年に引退後、今年1月までに覚せい剤使用や大麻所持などで2度の有罪判決を受け、今回の逮捕時も執行猶予中だった。