宮里藍 5本指シューズについて考えてみる

今朝、フジテレビの「とくダネ!」で、五本趾(指)シューズが
紹介されました。
宮里藍さんが愛用しているということで、以前から良くテレビで
取り上げられています。

お客様から、「この靴はどうなのでしょうか?」と、
問い合わせがありましたので、私心を述べてみたいと思います。

ナイキのフリーなどにも共通しますが、
裸足に近いのが売り物の靴は、 履く人を選びます。

宮里藍 5本指シューズは、
足の状態があまり悪くなくて、普段運動をしている人に向いています。

足に問題があり、普段運動をしていない人が履いて、はりきって
運動をすると、足を支えることができず、更に衝撃も余計に
受けるため、障害を起こす可能性が高くなると思います。

この5本指シューズはビブラム社製で、ソールは信頼性が高いです。

しかし、薄くクッション性が低いことと、
踵のホールド性が弱いこと、
甲の横アーチを支えられないため、
(シューレースタイプのデザインは横アーチを支えられると思います)

前述したように、履く人を選びます。
特に、アスファルトやコンクリートの道を、
通常の歩き方(踵着地→踏み出し)では、身体に負担がかかります。
(なんば歩行やすり足なら衝撃が緩和されます)

ビブラム fivefingersは五本の趾(指)が独立して、踏ん張れるので、

足(脚・身体)を鍛えている人が、土や岩場で
使用するのに特に適していると思います。
 (ソールに滑り止めの意匠があると更に良い)

足と脚の弱い方がアスファルトの道で使用するのは、
やめておいた方が無難だと思います!

日本には「地下足袋」という素晴らしい文化があります。
五本指シューズは地下足袋が発想源だと思います。
(地下足袋の用途を考えてみましょう)

ここで一番言いたいこと

皆さん、靴では、趾(指)が機能しないと思っていませんか?

それは、靴の選び方・履き方が間違っているからです。