救急隊員が劇薬紛失 出動現場に置き忘れ 愛知

愛知県春日井市の春日井市消防署の救急隊員が出動した際に、劇薬のアドレナリンや注射針などが入ったバッグを現場に置き忘れ、紛失していたことが17日分かった。

 市などによると、16日午後8時ごろ「移動中の車で子供が生まれそうだ」との119番を受け、救急隊員3人が同市東山町の国道155号に到着。母親は既に車内で出産しており、新生児と一緒に病院へ搬送したが、道路沿いの歩道にバッグを置き忘れた。17日朝に付近を捜したが、見つからなかったという。

 アドレナリンには心停止した患者の心拍を回復させる効果があり、バッグには1ミリリットルのアンプル4本が入っていた。